これは先週のお仕事で、スズキのスペーシアです。
この車両はうちからの販売ではなかったんですが、助手席側のパワーウィンドゥが調子が悪く、ガラス窓が下がりはするが上がらないといった症状。
普通、修理受け付け時に問診をしてどういった状態かを聞いてトラブルシューティングしていくのですが今回は購入先の元ビ○ックモーターに保証修理できるか1度修理にもっていったらしいのですがやはりダメとの事で修理診断してもらって見積もりが高いなぁと当店にご依頼でした。
見積もり内容は「助手席側パワーウィンドゥのレギュレーターモーター交換」の内容でした。
レギュレーターとモーターセットで部品も高いんですよね。
部品代だけでも新品で32000円ほど、工賃合わせると4万近くでした。
ここで!またワタクシやってしまいました…
そのビ○ックモーターさんの診断を鵜呑みにしてレギュレーターモーター交換しましょうとなって新品は高いので中古対応で数千円のモノを取り寄せして交換しました。
修理結果…症状変わらず窓が上がりません。
やってもうた!
ちゃんとイチから診断すればよかったと。
という事で再度お預かりして診断…電験テスターにて調べていきます。
助手席側モーターに直電入れてみると上下に動きます。ここではなかったですね 汗
その後各部みていくと…
わかりました、運転席のメインスイッチの不良です。
これからまたバラして接点チェック
端子が焼けてました。ちなみにその端子を上下入れ替えてみると窓が上がるほうに動きました。
ココでした。
さて、この部品を新品交換すれば直るというのは分かりました。部品の金額を聞くとこれまた高い、26000円ほど。
今回ちょうど解体行きのワゴンRがあったのでそのスイッチと交換します。
中身はほぼ同じでケースが違うので中身だけ入れ替えして無事装着。
直りました
今回他社の整備士?の診断でそれを信用して作業を行ったのがいけませんでした。反省です。やはり自分の目で確かめないとダメですね。なので少しの工賃だけいただきました。
たぶんビ○ックモーター(現ウ○ーカーズ)お願いしてたらレギュレーターモーターとスイッチ費用と工賃請求されてたでしょうね 汗
こうやって整備士の技量によって修理費用が変わってくることがあります。私もパーフェクトな診断はできませんがなるべく確かな診断を心掛けています。
日々勉強です。もっとスキルを上げなくては…
頑張ります。