以前、タイミングベルトのトラブルでエンジンを降ろしていてオーバーホールを依頼されていたのですがなかなか時間ぎ取れず、洗浄や測定などはちょこちょことはやってたんですが忙しさもあり組み込みが出来ずにいました…
時間はいただいてましたが…さすがにもうやんないと！
昨日の文化の日も出勤し工場内でゴソゴソやってました。
腰下はだいたいのとこ終わりました。
今回のOHは強化部品はほとんど無しで日産純正のSTDのものでやってます。街乗りメインでサーキット走行は無しです。
オーバーホールの基本は洗浄と測定になりますね。
今回ブロック側の交換部品はメイン、コンロッドメタル、ピストンリング、消耗部品は純正新品に交換しています。
洗浄後に各部測定してオイルクリアランスを計算してメタルを注文します。幸いこのエンジンはクランクメインジャーナル、クランクピンともメーカー基準内、クランクの振れもなく元々のメタルも当たり良好でした！なのでメタル選択も楽でした。
ちなみに洗浄後にブロック塗装もサービスでやってますよ。
オイルクリアランスは計算してましたが念のためプラスチゲージでも測定します。
全て測定終わってクランク載せて組み込んでいきます。
手で回してスムーズに回る事を確認します。少しでも違和感あれば調べます。
ピストンリングの合い口調整やってピストンも準備済みだったので組み込んでいきます。シリンダーのボア部分も磨耗もなく全て基準内でした。クロスハッチも残っていて全体的に見るとキレイでした、オイル管理や乗り方も良かったんでしょうね！
ただ、このスタンダードのピストンリング、メーカー在庫ないんですよ…ニスモのヘリテージパーツで販売されてます。
たまたまお客さんが持っていたので大丈夫でしたが…
ピストンまで組み込み、スムーズに回る事確認して大体の腰下部分は終わりました。
お次はヘッドです。今回のトラブルはほ全てのバルブが曲がってましたのでお客さんの予備で持っておられたヘッドを使います。
ある程度自分でいじれるお客さんなので自分で作業されたりしてあるのでその辺は色々と話しながらやっています。
一通り組んでありますが念のため点検、調整していきます。
まだもう少しかかりそうです…
つづく
エンジン オーバーホール(時間かかります) など 伊万里 モータークラフト田中へ！
