頻繁にブログ更新できませんが色々と修理などやっております。

少し時間がかかった作業で86のドライブベルト交換作業がありました。ベルト鳴きがあり交換したいとのご依頼です。

ベルト交換といっても普通のベルトではなく、この車両HKSさんのスーパーチャージャー装着車でした。

スーチャーのシリアルナンバーをHKSの問屋さんに伝えて補修ベルトを取りよせます。

うちで取り付けした車両ではないのでHKSさんに型番から調べてもらって補修ベルト到着。

取説もメーカーさんからダウンロードして交換に入ります。取説みるとベルト交換はスーチャー本体を取り外しになってるので少し面倒かな…

アイドラプーリーがかなり多いので間違わないように番号ふって取り外し。

取り寄せた補修ベルトを開封して元のベルトと合わせてみます。基本のチェックとしてこれやります。

まさかね、合わないとかないだろうけど今回純正ベルトでなくスーチャーベルトなので。

先端を合わせてエンドまでなぞっていきます…アレ?違う…

品番見ます

補修ベルトはHKS刻印の6PK2110。

頭の6はリブが6つの意味、後ろの4桁の数字はベルトの長さ。

元に付いてたベルトは擦れて刻印よく見えませんが調べてみたらグッドイヤーベルトみたいです。

で、HKSさんに問い合わせてみるとしばらくして…このスーチャーのベルトは現在取り扱いしていませんと…

このスーチャーうちの取り扱いじゃなかったんでよくわかりませんでしたが、どうもHKSさんのGTスーパーチャージャーの初期モノらしくベルトが長いタイプみたいです。

現在のGTスーチャーキットはこの6PK2110のベルトのようです。

HKSさんの情報によるとこの車両のベルトは6PK2440というモノらしいです。確かに30cmほど長いです。専用ではなくこのリブ数と長さが合えば取り付け可能とのこと。

このベルト探しました。国内にはこの長いサイスはないみたいで海外製ですがありました!このサイズはアメ車とかに使われてるモノでした。

高いのは3万ほどでしたが安めのモノを取り寄せして取り付けに入ります。

プーリーなどを考えながら無事装着。

今回の作業は面倒くさいけど難しくはないですね。

エンジン始動で異音等なく作業完了です。

で、今回これだけではなくベルト交換作業でエキマニからの排気漏れを発見。

HKSさんのエキマニが装着してあって触媒前のパイプに亀裂がありました。煤もあったのでこれだと排気漏れ音もそうですし触媒でキレイに浄化できません。

見てしまったものはしょうがないです…ベルト交換だけの依頼でしたがそのままお返しする訳にはいかないです。

で、エキマニを外します。

結構前のモデルかな?

あ、思った以上に割れてました…

お客様に連絡して交換が望ましいとお話ししましたが取り寄せにも時間がかかるのでとりあえず応急処置で溶接修理します。

TIG溶接下手ですが漏れなければOK。

元に戻して試運転てす。

大丈夫なようですのでおクルマをお返しとなりました。

今回イレギュラーな事があり少し時間かかりました。

ベルト確認、大事ですね。

これで安心してドライブできます。ご依頼ありがとうございました。