ブログにもちょこちょこ上がってますがロードスターの足回り、アライメント作業依頼が最近多いです。

今回のご依頼もホイール変更に伴う前後フェンダーのツメ折りとアライメント調整です。
まず車高の確認です。

ノーマルよりは落ちていてこれぐらいが普通のローダウンですね。次にフェンダーの耳部分の確認とボディーからフェンダーラインを測っておきます。



いつものようにホットガンとプラハンでコツコツやっていきます。この日は非常に寒かったので塗装に気をつけながらやってます。


右側の前後 キレイに折れました。
左側も右に合わせて折ってたのですが…
問題発生

左後ろの前方部分です。
叩いてる時に違和感があってなんか違うなぁと思い慎重にやっていたのですが塗装が割れました。
正確に言うとパテが割れました。
右側は補修後はなかったのですが左側はフロントからリヤにかけて板金修理してあるみたいでフェンダーにパテが入ってました。
こういった場合はホットガンでいくら温めても無理です…塗料は温めれば少し伸びますがパテは伸びません。
作業中断してお客様に連絡したところそのまま折ってもらってよいとの事でツメ折り後に軽く塗っておきました。

フロントも同様に塗装が割れました。
古いクルマになってくると中古車で購入した場合とかは前歴の補修なんかが中々わかりません。
ツメ折りの作業はこういうケースもあります。普通にやっていて塗装が割れる事もありますのでご依頼の際はご注意、ご理解お願いします。
あと、クルマによっては鉄板が歪む場合もあります。
歪みやすいクルマの特長はフェンダーラインがあまりなく直線的なパネルが多い車両は注意が必要です。
ミニバン系とか歪みやすいです。理論としてはツメ部分の鉄板が引っ張られる訳ですから必ずどこかにしわ寄せがきます。なるべく歪まないように注意してやってはいます 汗
さてツメ折りも終わり車高調整の依頼もあったので暫定的に車高を決めNewホイールをセットしてツラ具合を見ながら車高を決めアライメント調整をしていきます。


結構なサイズのホイールでしたが飲み込みましたね。キャンバーはまぁまぁついてます。車高もかなり落とさないとはみ出します。



ただ、この車高になると特にリヤですが車高のセットが厳しくなります。ロードスターのリヤは元々ショートタイプの足回りなので街乗りのTEIN車高調とかでは下げ幅があまりなく最終的にはショック本体では落ちきらずスプリング側も落とさないといけなくなります。シャコタンはほどほどに…
見た目を取るか乗り心地を取るかですね。

ペタペタになりました。フェンダーに干渉する事はないでしょう。でも乗り心地は…?
亀さんにならならいよう気をつけてください。
ご依頼ありがとうございました。