先日作業完了したミニ クーパーSです。

お客様から、自宅に停めていて車体下側に液体が…という事でその時は液体の色を聞いて透明との返答でエアコンのドレンからの水かな?と思っいましたが翌日の通勤中に冷却水の警告ランプが点灯と連絡ありクルマ引き上げ行って診断したところエンジン2箇所から冷却水が漏れてました。

漏れていたのはサーモスタットとオイルフィルターハウジング(ヒートエクスチェンジと一体型)からでした。部品を手配して早速その部分へアクセスしていきます。

R型のミニも整備しにくいですがF型ミニも色々と外していかないといけません…バンパー、ヘッドライト、フェンダーなど外していって…

サブフレーム奥横にサーモスタットあります…

インマニ外してようやく見えて…

このアルミのハウジングごと1度外します。これ外すのは大変です。通常ここの水漏れはこのアルミのハウジングごとAssy交換らしいのですが一体型で部品の値段は7万ほど。ひぇーってなりますよね!

幸いサーモスタットとウォーターポンプは単体で部品あったので3万弱で済みました。

もひとつのオイルフィルターハウジングは一体ものしかなくこれも高いのですが交換していきます。

オイルフィルターハウジング

赤丸のプラスチック部分が欠けてました。パッキンも切れていてここから漏れてましたね。

ドイツ車はこういった部分にプラスチックがよく使われていて距離が増えていくと割れたりします。ドイツ車の水漏れの大半はサーモスタットハウジングやここの部分からが多いですね。

ウォーターポンプもペラは樹脂製だし少し滲みもあったので交換です。距離走るとこのペラも砕けてきます。

あとは元に戻していくだけですが馴れてる人で作業は5時間ほどだそうです…涙

冷却水入れてエア抜きして各部点検で問題なく作業完了です。

やはり国産車と違い整備作業になると少し手間がかかります。でも国産車にはないスタイルでミニは人気があるんですよね。

新旧ミニ、どちらも手は掛かりますがキチンと整備してやると長く乗れますよ!

修理ご依頼ありがとうございました。