令和6年、元日から大変な事になってますね…
被災された方々に心よりお見舞い申し上げます。遠く九州からですが応援しております。
1/5から営業しておりますが修理受付を順番にやってます。部品の手配などもあり作業は翌日以降スタートです。
色々とやってましたが今回はミニの作業紹介です。
ミニと言っても最近のはBMWのミニは古くからのミニファンとしてはちょっと違う?感じですね…個人的な意見ですが。古いほうのミニはクラシックミニとかオールドミニ、ローバーミニとは言いますね。
元々ミニというのはイギリス車でBMC(ブリティッシュ モーター コーポレーション)という自動車会社でオースチンやモーリスなどの名称で販売されてました。その後にローバーミニに変わりましたね。
呼び名、種類も沢山あってマニアじゃないとわからないのが多いです。説明するとなが~くなるので止めときます。
興味ある人はワタシに聞いてください。

今回のミニは1000ccのキャブ車です。ミニは1000ccと1300がありキャブも存在していて平成4年ぐらいからのモデルはインジェクションに変わりました。
この車両は左ハンドル…イギリスは日本と同じ走行帯で左側走行なので正規車両なら右ハンドルです、これはアメリカとかに輸出された並行車かな?
さて修理内容というのは、フロントの足回りの部品交換になります。
このクラシックミニはトラックみたいにグリスを注入してメンテナンスする部分があります。そこの部分にグリスが入っていかないとお客様からの情報でバラして部分を交換していきます。

今回はこの赤丸部分、スイベルハブの上下にボールジョイントが付いていて、ここはあらゆる方向に動くので潤滑油としてシャーシグリスを注入するようになってます。

ロックプレートおこして…ナット外してボールジョイントも抜きとります。うーん、グリスの詰まりとかはないようです…

キレイに清掃してエアーでも確認してグリスニップルからちゃんと貫通してます。
部品は手配してあるので交換していきます。


このボールジョイントはシム調整式なので大体の枚数入れて調整していきます。


脱着はですね、この38mmソケットが必要なんですよ!このボールジョイント用に加工したソケットです。これがないと作業は厳しいです。
グリスも入れつつシムを調整します。


修理完了です!
ミニの足回りはちょっと変わってて面白い作りになっています。
サスペンションはソフトボールみたいなゴムだし、触った事ない人はバラし方がわかりません。
このように古いミニですがエンジン関係やその他の部品がほとんど新品で買えます。修理する側としては非常に助かります。おまけに部品も安いです。

ワタシの全然乗ってないミニとパシャリ!
たまには乗ってやんないとなぁ…
皆さんのミニのイメージは…「壊れる!」っていうのが多いみたいですね。
確かに壊れたりしますが、部品交換のサイクルが早いだけで…日本車と同じ考えでは維持も大変ですがしっかりメンテナンスしていけば基本的にはエンジンなんかは丈夫なほうで長く乗れるクルマですよ。
ただ、少しクルマに知識がある方に販売をしています。
ファーストカーがいきなりミニだとトラウマになる場合があります 笑
ミニの事なら?(専門店ではありません…) 伊万里 モータークラフト田中へ!